日常生活でこのような悩みはありませんか?
「あの人のことは苦手だけど、同じチームだからうまくやらないと・・・」
「少し体調が悪いけど、人手不足だから出勤しないとな~」
「休みの日は一人でゆっくりしたいけど、会社の付き合いがあるから呑み会に行かなきゃな」
本当は自分がやりたくないこと・嫌なことを、しょうがなく行っている人は多いはずです。
この記事を読んでいるあなたへ、今すぐ嫌なことから逃げてください!
私は、嫌なことを続けた結果、適応障害・不安症になりました。
病気になる前に、やりたくないこと・嫌なことから離れて、自分を守ってください!
そのために
・「逃げることが悪い」という価値観について
・嫌なことから逃げていい理由
・嫌なことから逃げる方法
について、解説します。
「逃げることが悪い」という価値観
「逃げることが悪い」という価値観は、日本の歴史的背景に由来するものです。
昔の日本では、勤勉さや忍耐力が重んじられ、「逃げる」=悪いこととされていました。
職場の上司や先輩などから、このようなことを言われた経験がないでしょうか?
嫌なことから逃げてると、逃げ癖がつくよ!
私も2年勤務していた職場を退職するときに、他の従業員から「とりあえず3年続けてみようよ」と言われました。
今でも、逃げたくなったときこそ立ち向かう人は、困難を乗り越えられる素晴らしい人だ
という価値観が植え付けられているように感じます。
嫌なことから逃げていい理由
「逃げることが悪い」という価値観は、必ずしも正しい・素晴らしいとは限りません。
私たちの”命の危険”という観点から、理由を解説します。
病気になる
私の経験から確かな理由は、病気になるからです。
私は、やりたくないことを続けて、適応障害・不安症になりました。
当時は、やりたくないとは思っていたものの
乗り越えなければいけない
周りより自分はまだましだから、頑張らなきゃいけない
と自分に言い聞かせていました。
自分の気持ちに蓋をし続けていくうちに、自分の本当の気持ちがわからくなりました。
突然涙が出たり、食欲がなくなったり、眠れなくなったりと
心と身体はSOSを出しているにも関わらず、それらを感じる感覚が麻痺していきました。
SOSの対処が遅くなり、結果的に体調を崩しました。
適応障害・不安障害になった詳しい経緯は、プロフィール
自分にとって危険や不快からは、自然と「逃げよう」とする
人が「逃げる」シーンの例を2つ紹介します。
あなたは、火事が起きたとき、自然と「逃げる」行動をとりますよね。
戦国時代の侍は、戦略的に「逃げる」という行動をとっていました。
どちらのシーンも、自分たちの生命を守るための選択をしています。
ここで重要なのが、仕事や人間関係でも同じようなことがいえるということです。
私は、本能的に「このまま続けていてはダメだ」と思い、数カ月後に仕事から逃げ(退職)ました。
自分にとって危険や不快な場合、自然と「逃げよう」とするものです。
「逃げる」ことは、自分を守るための選択であり、悪いことではありません。
嫌なことから逃げる方法
嫌なこと・やりたくないことから逃げたくても、「逃げちゃダメ」と思ってしまう人に向けた方法を紹介します。
耐えることに力を使うのではなく、自分の気持ちに正直に行動することに力を使ってください。
①「自分はどう思っている?」を自分に問う
嫌なこと・やりたくないことを続けている人の中で、自分の気持ちがわからない人がいると思います。
そのような人は、自分の気持ちを抑えることで、自分を守っていたのかもしれません。
今度は、自分の気持ちに従い、自分にとって危険・不快なことから逃げる方法で自分を守ってみてください。
何が嫌で、何が不快か、何が自分の気持ちと反するか、奥にある自分の声を感じとってください。
今まで自分の気持ちに気づいてあげられていない人は、難しいと思います。
ですが、難しく考えず、とりあえず1回試してみてください。
②断った後のことは考えない
仕事や頼まれごとを断ることに、罪悪感があり、断れないという人がいると思います。
「やりたくないって言ったら、先輩が困るし、申し訳ないな」
「断ったら、嫌われるかな」
しかし、相手が嫌な気持ちになるかどうかは、相手の問題です。
相手がどのような機嫌になるかは、私たちにはどうすることもできません。
相手の機嫌の責任まで、引き受ける必要はありません。
むしろ、そのような行動は相手をコントロールすることであり、相手を自分よりも下にみていると同様の行為です。
もし、仕事や頼み事を断り、相手が自分から離れるようなことがあれば、その人は自分と合わないというサインです。
そのサインを素直に受け取りましょう。
あなたができることは、自分の機嫌や感情を、自分の責任で選ぶことです。
③体感時間が長いと感じるか
こちらは、鈴木裕介さん著書「我慢して生きるほど人生は長くない」で紹介されています。
例えば、退屈な会議やいやいややる仕事のとき、苦手なお客様と話しているときは、時間が経つのが遅く感じます。
時計を見ては「まだ5分しか経ってない」と残念な気持ちになるはずです。
しかし、好きなゲームをしているとき、好きな友達と話しているときは、あっという間に時間が経ってしまいます。
このように、体感時間は、自分の気持ちを教えてくれます。
体感時間が長いと感じることは、自分にとって今後も続けるべきなのか考えてみてください。
まとめ
苦しい環境にい続けて精神疾患になってからでは遅いです。
嫌なこと・やりたくないことから逃げたとしても、負けではありません。むしろ、逃げた方が勝ちです。
自分を守ることができるのは、この世の中で自分たった一人です。
「辛かったら逃げてもいい」という考え方を持ち、自分を守ってください。
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