突然ですが、あなたはこのような悩みを抱えていませんか?
- 自分と人を比べて落ち込む
- 周りに自分がどう思われているか気になる
- ネガティブな性格を直したいのに、全然直らない
- いろいろな本を読んでいるけど、自己肯定感が上がらない
このような悩みを根本的にアプローチする、書籍『「これでいい」と心から思える生き方』について紹介します。
私はもともとネガティブで、一度はポジティブになろうと試みましたが失敗。
それでも自己肯定感を高めたいと思っていたときに、ありのままの自分を受け入れる心の土台作りが必要ということを知りました。
そんな、絶賛ありのままの自分を受け入れ中の視点から、こちらの書籍を紹介します。
こんな人におすすめ
・自分に自信がない人
・気持ちを我慢している人
・自分より他人を優先してしまう人
この記事を読んで、あなたのお悩みが、解決するきっかけになれたら幸いです。
書籍『「これでいい」と心から思える生き方』とは
発売日
2013年11月著者
野口嘉則さん「幸せ」と「人間学」の専門家であり、ミリオンセラー『鏡の法則』を書かれました。
この本は、ポジティブな考え方や思考については書かれていません。
他人の意見や価値観に左右されず、自分主体の人生を生きるための、心の土台作りをまとめた一冊です。
自分を大切にする
第一章 心の安全基地を確立する
例えば、自分の家と隣の家の間に境界がない場合、隣の家の人が勝手に家の中に入ってきたり家の物を使ったりする可能性が考えられ、不安感や不快感を抱きます。
心も同様に、自分と相手の境界線が曖昧だと、自分が相手の問題を引き受けたり、逆に相手が自分の問題に入り込んだり、自分の心という家に、誰でも出入り自由な状況になり、自分にとって安心する場所がなくなってしまいます。
安心する場所がないと、自分の欲求や気持ちも見えなくなるそうです。
その境界線が曖昧な原因や境界線を引く方法が書かれています。
自分の責任で選択
第二章 選択する力を養う
周りの人のそれぞれの価値観に基づいた意見やアドバイスに従ったとしても、結果の責任は取ってくれません。
だから、主体的に選択・判断・行動をするしかないことを、内発的動機による行動・一人を楽しむ行動について書かれています。
現実に根を張って生きる
第三章 地に足をつけて新生する
例えば、周りから「あなたは優秀な人だから・・・」と言われて、それに応えるために「優秀な人」を、頑張って円している人はいませんか?
世間の目や周りからの期待に振り回されるのではなく、自分のことは自分で決めたいものです。
日常生活では、「妻としての自分」「娘としての自分」「事務員としての自分」といくつもの顔を持っていています。
それらを合わせたものが、アイデンティティであり、それらについて書かれています。
自分を受け入れる方法
第四章 自己受容を深める
ありのままの自分を受け入れるために、自分の弱さ・感情・依存に対しての向き合い方、自己受容の方法について書かれています。
自分の人生は、唯一無二
第五章 人生を最高の物語にする
自分主体の人生を生きるための支えとなる、著名人たちの言葉を紹介しています。
内容の一部を抜粋
個人的に印象に残った文章を取り上げます。
『自分の気持ちを抑えて、相手の気持ちばかりを優先する人は、子どもの頃から「よい子」だったケースが多いようです。』
『周りの人たちはそれぞれの価値観を持っていて、それにもとづいた意見やアドバイスを言ってきますが、仮にこちらがそのとおりに行動したとしても、その結果の責任は取ってくれません。自分の人生は、自分の責任で創っていくしかないのです。』
『他人の機嫌や感情はコントロールできませんが、「自分の欲求や気持ちを大切にするかどうか」「自分が機嫌よくいられるような選択をするかどうか」は、私たちが自分の責任で選べることです。』
「これでいい」と心から思える生き方
自分の気持ちを優先する人生へ
この本を読んで、周りを気にして動く人生から、自分の気持ちを優先して動く人生へと考え方が変わりました。
私は、子どもの頃、本書でいう「よい子」だったと思います。
母親に怒られたくないし、不機嫌になってほしくなかったから、母親に逆らうことが、怒られた記憶があまりないからです。
社会人では、社内の人から依頼された仕事は、緊急性の高い自分の仕事がない限りほぼ引き受け優先し、依頼された以上に応えようとして、依頼された仕事に時間をかけていました。
その結果、自分の仕事が予定通りにいかなかったり、今までではしなかったミスが続いたり、心では急いでいるのに身体が追い付かず、キャパオーバーで体調を崩しました。
大人になっても、自分の気持ちを後回しにして、「いい人」を演じていたと思います。
自分を大切にできない人は、子供の頃の親との接し方が原因で、これは自分ではどうにもできないことです。
親も悪気があって、不機嫌な表情や態度を見せているわけではありません。
親を責めたい気持ちを抱きながらも、自分と同様に親も不完全な人間であること、またその過程を踏んで大人になった今の自分を、受け入れるしかないと思います。
過去をやり直すことはできません。
だからこそ、自分が、今、苦しい、変えたいと思っているならば、自分がアクションを起こすしかありません。
親を責めたり、恨んだりしたとしても、今の状況が変わりません。
実際に、自分が子育てするとき、親としての態度や表情を意識すればいいことです。
今の自分と、未来の自分が、生きやすくなるように、自分の気持ちに向き合って、気付いてあげようと思いました。
SNSの普及もあり、他の人の意見や考え、気持ち等を多く目にします。
社会は、他の人の価値観やルールが溢れていますが、それらに従う必要はありません。
なぜなら、それは自分の価値観や考えとは異なるからです。
もし、自分以外の価値観やルールのもと行動し、自分にマイナスな影響があったとしても、選択したのは自分であり、選択した自分に責任があります。
それなら、自分の気持ちや価値観に従い、心の底から納得した“自分”の行動をしたいと、私は思います。
自分の人生を歩むのは、自分であるから、自分の気持ちを優先してよいのです。
まとめ
この本を読むことで、自分の人生は、自分の気持ちを優先していいということを得ることができます。
自分に自信がない人、他人を優先して気づいたら疲れている人に、ぜひ読んでいただきたいです。
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