「ネガティブ思考な自分が嫌い」
「ついついネガティブ思考になる」
「ポジティブ思考になりたい」
このように、ついついネガティブ思考になってしまうことに悩んでいませんか?
私もネガティブな自分がとても嫌で、中学時代ポジティブになろうと奮闘していた時期がありました。
その時期を経て、無理にポジティブにならない方が、ネガティブ思考ループから脱却できるという結論に行きつきました。
そんな私から、
・無理にポジティブにならなくていい理由
・ネガティブを治す方法
・知っておきたい考え
について解説します。
この記事を読めば、ネガティブでも自分に自信を持つことができます。
無理にポジティブになる必要はない
私は中学時代、ネガティブ思考になったら、とりあえずポジティブ変換する方法を実践していました。
しかし、ポジティブになることはできず、ポジティブになることを諦めました。
すると、かえって、ネガティブを気にすることがなくなったのです。
このことから、無理にポジティブにならないほうが、ネガティブ思考ループから脱却できるという結論に行きつきました。
その理由を、私の経験をもとに解説します。
逆に、ネガティブ思考が増進
ポジティブ思考になると決めた私は、「ポジティブに変換しなきゃ」と義務的な思考が増えていきました。
1日のうち1回でもネガティブ思考になると、「今日はポジティブになれなかった日」と思うようになります。
その日の中で1回でもできたとしても、0として振り出しに戻るという感覚でした。
自分に厳しすぎな自己評価をする完璧主義な面が、悪影響を与えてしまいました。
できない自分にふれる機会が増え、逆にネガティブ思考を増進させてしまったのです。
いつまで頑張ってもゴールが見えない
当時思い描いた理想が高いがゆえに、いつまで頑張ってもゴールが見えず、モチベーションが保たれませんでした。
自己流で実践していたり、早くポジティブになりたいと焦ったりで、成果が目に見えないことに、嫌気がさしていた部分もありました。
小さな目標の達成を可視化する方法をとる必要があったと思います。
当時は、一気に坂を上ることしか考えていませんでした。
正反対の自分を同時に扱うことに疲れた
当時は、感情はネガティブにも関わらず、それを無理やり抑えてポジティブを通していました。
ここで「無理やり」という行為がポイントです。
感情と思考の差があればあるほど、人はストレスが強くなると言われています。
感情と思考が正反対だからこそ、ポジティブでいることがストレスになってしまいました。
ネガティブを治す方法
私が実際に試して効果があったものを中心に紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
ポジティブを諦める
いつまで経ってもポジティブになれないなら、いっそのことポジティブになることを諦めてみてください。
これは、ネガティブな自分を受け入れる方法です。
私はこの方法で、ネガティブを気にすることがなくなり、心がラクになりました。
中学生当時は「どうせポジティブになれないなら」と開き直った部分もありました。そのネガティブな自分でもいいと思ったうえで、ネガティブという概念を頭から振り払いました。
その結果、ネガティブにもポジティブにも囚われず、肩の荷が下りた感覚になりました。
専門家が提案する方法を実践する
ネガティブ思考は、一種の癖。そもそも癖を治すことは難しく、自己流で治すことはさらに困難です。
そのため、専門家が提案する克服法を実践することが、一番の近道です。
心理学や精神医学などの専門家のブログや記事を読み、自分に合った方法を探しましょう。
ここで、心理学による幸せな状態を研究する幸福学専門家、前野隆司さんが書かれた記事を紹介します。ぜひ、のぞいてみてください。
いいことノート
これは、その日の「いいこと」をノートに書き留めるだけです。手帳でも100均のノートでも、何でも構いません。
いいことを探すことで、自然とポジティブな面に意識を向けるという方法です。
①その日のいいことを書きだす
②①で書き出したことが、どれぐらい楽しかったのか、点数or%で数値化する
例・今日締め切りだった資料作りを予定通り仕上げられた→70点
・道端に咲いていた花が綺麗だった→100点
③楽しさ度を高めるために何を改善すればいいか、考える
出典:人生の99%は思い込み
これは気が向いたときに行ってもいいと思います。しかし、続けることで、より自分の中に変化が現れます。
そうはいっても、毎日日記を書くと同じように、なかなか続けることができません。
私も皆さんと同じように毎日日記を書けと言われても、三日坊主になるタイプです(笑)
そんな私でも続けられたコツがあります。紹介しますので、ぜひ試してみてください!
記録系(日記・ノート)を続けるコツ
日常生活に溶け込む方法を見つける
例 記録する媒体は? ・紙・アプリ・SNS
できるだけ少ない動作でとりかかれるようにする
例・ノートにペンをさしておく
・机にノートを置いておく
・記録するページを開いて机に置く
記録する時間帯を決める
例・家事が終わってひと段落しソファーに座るとき
・夕食直後
・就寝時ベットに入った直後
遺伝子レベルでネガティブな日本人
ネガティブ思考について、遺伝子と心理的要因が関連していることが研究されています。
人は1日に約6万回の思考を行っており、その約80%が身を守るためのネガティブな思考になりがちです。
特に日本人は不安感が強いとされ、遺伝的にもネガティブな思考をしやすい民族と言われています。
遺伝子レベルでネガティブな人がネガティブ思考を治そうとしても、根っからのポジティブな人には敵わないと思いませんか?
そう考えると、ネガティブ思考とうまく付き合う方向へ、シフトチェンジしてもいいのかもしれません。
まとめ
私は、無理にポジティブになろうとしなくていいと思います。
ネガティブな自分も、紛れもなく自分自身です。
ネガティブも一つの個性だと受け入れたら、心が軽くなりますので、無理に頑張らなくて大丈夫です。
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